ウイスキーのおすすめ銘柄を世界の5大ウイスキー別で厳選しました。CMや居酒屋でお馴染みの銘柄から、お酒好きが喜びそうなコアな銘柄までピックアップ。
5大ウイスキーの特徴や、お家での楽しみ方も紹介していきます。
世界5大ウイスキーの種類
たくさんの銘柄があるウイスキーは、大きく5つの種類に分けられます。
これは世界基準の分け方で、生産地ごとに製法なども違っています。
それぞれに特徴があるので紹介します。
スコッチウイスキー
スコットランドが生産国のウイスキー。原料となる大麦麦芽を、ピート(泥炭)を使って燻製して乾燥させます。
この時に大麦麦芽に薫香がつくことで、スモーキーな香りが特徴のスコッチウイスキーに仕上がります。
スコッチウイスキーの定義として、木樽に移して3年以上熟成させたものをスコッチウイスキーと呼んでいます。
5大ウイスキーのうち世界で1番飲まれているのがスコッチウイスキーで、販売シェアの50%を占めると言われています。
アイリッシュウイスキー
アイルランドが生産国のウイスキー。スコッチと違い麦芽にピートの香りをつけず、多くの銘柄が3回蒸留したものです。
蒸留の回数を重ねる事で、軽快な口当たり、スムースな後口のものが多いのが特徴です。
甘めのホットカクテル「アイリッシュコーヒー」が有名な飲み方で、アイリッシュウイスキーを使った場合のみアイリッシュコーヒーと呼ばれます。軽やかでほのかなウイスキーの香りが体を温める、おすすめの楽しみ方です。
アメリカンウイスキー
アメリカが生産国のウイスキー。主にアメリカケンタッキー州で造られるバーボンウイスキーですが、その他テネシーウイスキーなど細かな分類もあります。
トウモロコシを原料とするものも多く、ヨーロッパのスコッチやアイリッシュとは違った味わいがあります。
アメリカ人の食生活に合わせてか、ジャンクフードと相性が良く、コーラやジンジャーエールといったジュースと合わせたカクテルも有名です。
ワイルドな香りがクセになる、いつもより冒険したウイスキーを求める人におすすめです。
カナディアンウイスキー
カナダが生産国のウイスキー。スッキリした味わいが多いが、スコッチやアイリッシュとはまた別の雰囲気が味わえます。
スッキリとしてカクテルとの相性抜群、もしかするとウイスキー初心者には1番おすすめできるウイスキーかもしれません。
夏のイベントやアウトドアで、大勢で食事するのにもぴったりです。
ジャパニーズウイスキー
日本が生産国のウイスキー。世界基準の種類に日本のウイスキーが含まれるなんて、なんだか嬉しいです。
ハイボールブーム再燃で国内市場も賑わうジャパニーズウイスキー、「とりあえず生」に代わる一杯としての地位も築きつつあります。
「とりあえず生」文化が苦手な人におすすめしたいです。
スコッチの本場イギリスのコンペティション等でも評価され、世界に誇れるウイスキーです。
5大ウイスキー別おすすめの銘柄20選
5大ウイスキー別に特に人気のおすすめウイスキーを紹介します。
世界各地の蒸溜所を旅するつもりで、自分好みのウイスキーを見つけてください。
スコッチウイスキー
1番数が多い種類のウイスキーですが、その中からおすすめを厳選して紹介します。
サントリー グレンフィディック12年
世界が認めたシングルモルトスコッチ
現在世界で販売されるシングルモルトウイスキー販売量の35%を占めるとされる、世界で1番売れているスコッチウイスキーです。日本のスーパーでも見つける事ができる、世界中で愛されるおすすめのスコッチウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40%
- タイプ:シングルモルト
ウィスク・イー スプリングバンク10年
伝統製法を貫く唯一無二のスコッチ
創業以来、使用する麦芽はすべて自家製にこだわり、蒸留からボトリングまですべての工程を手がける蒸留所です。トーストという麦芽を焦がす効果によって仕上る香り高さがおすすめです。

商品詳細
- メーカー:ウィスク・イー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:46度
- タイプ:シングルモルト
MHD タリスカー10年
シングルモルトにこだわり続けた香り高いスコッチ
「宝島」「ジキル博士とハイド氏」で知られるイギリスの文豪、ロバート・ルイス・スチーブンソンも愛飲していたといわれ、”KING OF DRINKS“と呼んでいたそうです。おすすめポイントは、蒸留前の発酵時間を長くする事で仕上げたフルーティな味わいです。

商品詳細
- メーカー:MHD
- サイズ:700ml
- アルコール度数:46度
- タイプ:シングルモルト
サントリー バランタインファイネスト
バランスの良いコクと甘い香りに包まれる
今回紹介したなかでは1番バランスの良いスコッチウイスキーです。スコッチの特徴を抑えながらも、香りやクセを楽しむ事ができるので、スコッチ入門におすすめです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
アイリッシュウイスキー
スコッチより軽やかで飲みやすい、カクテルにもピッタリのアイリッシュウイスキーを紹介します。
ジェムソン ジェムソンスタンダード
どこまでもスムースな後口、広がる微かなスパイス香
通常2回の蒸留を、3回蒸留を重ねることで実現したスムースな味わい。香りと旨味を感じつつ、ウイスキーの後口が苦手な人にもおすすめのNo.1アイリッシュウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:ジェムソン
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
アサヒ ブッシュミルズ
アイリッシュ入門におすすめの柔らかな清涼感
アイリッシュウイスキーのスムースな特徴と、飲みやすく甘みも強いことからアイリッシュ入門におすすめです。シンプルにソーダで割ると香りが立ち、ウイスキーのイメージが変わるはずです。

商品詳細
- メーカー:アサヒ
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
ウェストコーク ザ・ポーグス
複雑でユニーク、パンクの精神を汲んだ新星アイリッシュ
酔いどれの反逆者、現代最高の抒情詩人と称される、シェイン・マガウアン率いるイギリスのロックバンドPOGUESの公式ウイスキー。かなりパンクなバンドですが、アイルランドでは唯一の自家製大麦使用、花の香りやチョコレートのような甘い香りで「マジメか」とツッコミたくなるウイスキーです。スパイシーさもありユニークなウイスキーを探してる人におすすめです。

商品詳細
- メーカー:ウェストコーク
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:シングルモルト
サントリー タラモアデュー
甘くフルーティな香りと味わい、ストレートでもどうぞ
スッキリ飲みやすく、クセの少ないアイリッシュウイスキーです。どんな飲み方にも合うので、軽い食事ならロックかストレート、しっかりした食事にはハイボールがおすすめです。

商品詳細
-
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
アメリカンウイスキー
ワイルドなイメージのアメリカンウイスキー、飲みやすい飲み方や食事との合わせ方も混じえて紹介します。
アサヒ ジャックダニエル
ラベルデザインもオシャレなアメリカンウイスキーの王道
アメリカンウイスキーを代表する日本人にも馴染み深いウイスキー。アメリカらしくコーラと相性抜群で、おすすめの飲み方はジャックダニエル×コーラのジャックコークです。ジャンクフードと合わせて流し込んで欲しいウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:アサヒ
- サイズ:700ml
- アルコール度数40度
- タイプ:テネシーウイスキー
サントリー ジムビーム
ローラさんのCMで広がったハイボールのニュースタンダード
昔から知名度のあるバーボンウイスキーですが、CMでイメージを変えてきている様です。伝統のあるバーボンながら、ハイボールをはじめカクテルレシピもたくさん紹介されているので、今からお酒にチャレンジしたい若い人に特におすすめです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:バーボンウイスキー
サントリー メーカーズマーク
小麦が特徴的、手間ひまかけたクラフトウイスキー
一般的にライ麦を使用するバーボンですが、メーカーズマークは良質な小麦を使う事で優しい味わいに仕上げています。豊かなオーク香と優しい口当たり、ホットウイスキーを試してみたい人におすすめです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:45度
- タイプ:バーボンウイスキー
CTスピリッツジャパン ワイルドターキー
香り高く味わい深いこだわりのケンタッキーバーボン
味わい深いのに優しい飲み口のバーボンウイスキー。ロックで楽しむ事でバーボンウイスキー本来の風味を味わう事ができます。ストレート・ロックでバーボンにチャレンジしたい人におすすめです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:バーボンウイスキー
カナディアンウイスキー
もしかすると1番のウイスキー入門編?
軽やかでスコッチやアイリッシュともまた違った魅力を紹介します。
サントリー カナディアンクラブ
相性抜群のハイボールで新ウイスキー体験
C.Cの愛称で親しまれるカナディアンウイスキーの代表格です。スッキリとした飲口、ほんのり甘い香りはハイボールがおすすめ。スコッチやアイリッシュとも違ったカナディアンウイスキーの魅力が味わえます。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
キリン クラウンローヤル
献上酒として誕生したプレミアムカナディアン
その昔イギリス国王に献上された、王冠を由来にしたカナディアンウイスキー。ボトルもどことなく高級感が漂う作りです。スッキリとクセのない飲口はストレートがおすすめ。スルリと飲めるのにしっかりと香りを楽しむ事ができます。

商品詳細
- メーカー:キリン
- サイズ:750ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
アサヒ カナディアンミスト
夏にぴったりの爽やかカクテルにおすすめ
スッキリとした飲口で、ウイスキーが苦手な人にもおすすめ。コスパも良いので、色々なカクテルのベースに試して楽しんでほしいウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:アサヒ
- サイズ:750ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
カサ・マエストリ レゼルヴァ・デ・MFM
知ればジャケ買い間違いなし!アウトドアのお供にも!
なんといっても特徴は、フラスクボトルに入っていること。ビニールレザーですが、パッケージもかわいくておすすめです。容器はもちろん使い回しできますので、アウトドアにウイスキーを持って行くなど、楽しみが広がるウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:カサ・マエストリ
- サイズ:200ml
- アルコール度数:40度
- ブレンデッドウイスキー
ジャパニーズウイスキー
世界に誇る国産ウイスキーから、CMでお馴染みの銘柄やこだわりの逸品を紹介します。
サントリー 角瓶
CMでお馴染みのNo.1ジャパニーズウイスキー
言わずと知れた、ハイボールブーム再燃の立役者的ウイスキーです。芳醇なウイスキーらしいしっかりとした味が、手頃に家庭で味わえるどんな人にもおすすめできるウイスキーです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
アサヒ ブラックニッカ
ヒゲのおじさんはブレンドへのこだわりの象徴
こちらも昔から親しまれる伝統ブランドです。低コストながら香り高い味わいは、当初から変わらないブレンドへのこだわりによって生み出されます。お値段的にも晩酌におすすめです。

商品詳細
- メーカー:アサヒ
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
サントリー 白洲(はくしゅう)
森の蒸溜所で造られる、水にこだわりぬいた森の香りのウイスキー
日本で数少ないシングルモルトウイスキーです。森の中にある好環境の蒸溜所で、丁寧に作られた白州はスモーキーながら柔らかな味わいです。角瓶の原酒としても使われます。最近お店でも見かける白州のハイボールもおすすめです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:40度
- タイプ:シングルモルト
サントリー 響
スコッチの本場を唸らせた!国産ウイスキーの最高峰
響の各ラインナップは、それぞれ数々のコンペティションで金賞を受賞、中でも「響30年」はスコッチウイスキーの本場イギリスで毎年開催されるISCにて最高賞を受賞しました。山﨑、白洲、知多といったジャパニーズウイスキーを複雑にブレンドした香りと旨味は、日本が世界に誇る味わいです。

商品詳細
- メーカー:サントリー
- サイズ:700ml
- アルコール度数:43度
- タイプ:ブレンデッドウイスキー
自分に合ったウイスキーの選び方
ここまでおすすめのウイスキーを紹介してきましたが、ウイスキーの楽しみ方は人それぞれ。どう選ぶのがいいか迷います。
ここでは、自分に合ったウイスキーの選び方について紹介します。
値段で選ぶ
1日の終わりに晩酌を楽しむ、仲間とパーティーで楽しむ、贈り物として選ぶなど場面に合わせて予算を組むのがおすすめです。
安いウイスキーにも美味しいものはたくさんあるので、好みのウイスキーを探してみましょう。
デザインで選ぶ
そんな単純でいいの?と思うかもしれませんが、ラベルデザインには蒸溜所やメーカーの想いが詰まったものも少なくありません。デザインが気にいるということは、作り手のセンスとあなたのセンスが合っているという事もあります。
迷ったらデザインで選ぶのもおすすめ、気に入ったラベルのウイスキーは、実は気の合うウイスキーかもしれませんよ。
味のバランスで選ぶ
最初にスッキリとクセのないウイスキーを飲んでおくと、次に選んだウイスキーがどんな特徴を持つのか分かりやすいです。色んなメーカーがある中、自分にとっての基準となるウイスキーを持っておく事が、ウイスキーを楽しむコツです。
まずは今回紹介した中から、飲みやすそう・手に入りやすいものを選ぶのがおすすめです。
目的で選ぶ
どんなシーンで飲むウイスキーなのか、というのも選び方の材料です。
ゆっくりと音楽や映画を観ながら飲むなら味わい深いウイスキー、もしくは作中に出てくる銘柄を飲むのもおすすめです。
アウトドアなど大勢でワイワイたのしならスッキリした銘柄やハイボール・カクテルのベースにすることを意識して選んでおけばよいでしょう。
ウイスキーの美味しい&変わった飲み方
好みのウイスキーや気になるウイスキーを選んだら、まずはストレートで味見をして、どんな飲み方が合うのか想像しながら試していきましょう。
ポピュラーな楽しみ方はストレート・ロック・水割り・ハイボールといったところです。
ここでは、ポピュラーなものを美味しく、もしくは変わった飲み方について紹介します。
ウイスキーを冷凍庫で保管する
まずおすすめするのは、ウイスキーの保管場所。ウイスキーのようなアルコール度数の高いお酒は、冷凍庫に入れても凍りません。
このことを利用して冷凍庫で保管しておくと、注ぐ時にウイスキーにトロミが出てきます。トロリとしたウイスキーをオンザロックで飲むと、いつもと違った味わいや、温度変化による風味の変化が楽しめますよ。
冷凍庫ウイスキーをカクテルのベースに
上記の方法で保管しておく事で、氷を使ったカクテルの溶け方が遅くなり最後まで美味しく飲むことができます。
おすすめは少し手間がかかりますが、ロックグラスに丸い氷を入れて作るハイボールです。よく見る長いグラスのハイボールとの違いが面白いですよ。
ミスト(クラッシュアイススタイル)と番外編
ミストは、ロックグラスにたっぷりのクラッシュアイスを入れて飲むスタイルです。
ウイスキーが一気に冷える事で、口当たりの抵抗感が抑えられるため、ウイスキーのクセがまだ少し苦手という人におすすめの飲み方です。
正式な名称がないので番外編として、クラッシュアイスの代わりに森永製菓の「アイスボックス」を使うのもおすすめ。グラスではなく製品パッケージに直接注げば、屋外イベント大盛り上がりのスタイルに仕上がります。
記事で紹介されたウイスキーおすすめ一覧
ライターからの一言
5大ウイスキー別におすすめの銘柄を紹介しました。
昔は少し男らしいイメージだったウイスキー。ハイボールブーム再燃で女性でも飲みやすくなった事で、興味のある人は多いと思います。
カクテルのレシピなども参考に、おうち時間のお供や1日の疲れを癒すお酒として楽しんでみて下さい。